内装工事

外装工事が終わると、内部の仕上げ工事に入ります。
内装工事は主に3つに分かれます。

天井仕上工事仕上げの種類
壁仕上工事仕上げの種類
床仕上工事仕上げの種類


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天井仕上


※これは木造の場合の収まりです。他の構造の場合は違う方法になります。

まず、梁から吊木受けという天井を吊る為の部材を梁と交差するように
流し、そこから吊木を繋げます。その吊木に野縁受けという部材を繋げ、
交差するように野縁を流します。ふつう野縁は部屋の短辺方向に流しま
す。野縁に下地となるパネル(石膏ボード)を張り、天井の仕上げ材料を
張ります。
ちなみに、鉄骨造の場合は吊木が吊ボルトとなり、2階の天井下地とつ
なげていきます。


天井の仕上げ材料

天井の仕上げ材料は、部屋の用途により色々な種類があります。

和室さお縁天井 天井に板材を張り、交差するように
さお縁といわれる縁材を打ちます。
床の間のある部屋での天井仕上げ
として用いる場合があります。
板天井 さお縁天井の縁が無いような状態の
仕上げです。実際に板を張る場合と
板目のついた化粧ボードを張る場合
があります。

クロス張り 天井にクロス(壁紙)を張る、一般的
な仕上の方法です。
壁紙には幾つもの種類があるので、
自分の好きな柄や色で仕上られます。




壁仕上げ

壁の下地は仕上げ材により変化します。
クロス仕上げなど、下地が石膏ボードの場合は、天井のように
一定の間隔で下地の桟を入れ、その上にボードを張ります。



壁の仕上げ材料

壁の種類も天井と同様に色々な種類があります。

しっくい 和室の壁などに使われる、塗り壁
です。他に、土壁・プラスター塗り
等あります。
板張り 石膏ボードの変わりに板を張り仕上
とする事も出来ます。
クロス 天井と同じように、石膏ボード下地
クロス仕上げとします。
現在では、一般的な工法になりま
した。




床仕上げ



床板の下地は大引き(2階は梁)に根太を流していき、その上に
直接仕上げ材や、下地板を張ります。

床の仕上げには大きく2つに分かれ、床板(フローリング)と、
塩化ビニールシート(クッションフロアなど)に分かれます。

床の仕上げ材

フローリング 板目の入った板材です。
一般的な仕上げ方法です。
クッションフロア 防水が必要な部屋に主に使います。
洗面室などで使用する仕上げです。
和室で使用します。
畳の種類にも色々あります。
タイル 玄関に使用します。
タイルも様々な種類があり、自分の
好みによって選ぶ事が出来ます。