D:植替えと株分け
植物を長い間育てたり、成長の早い植物は、小さい鉢に入れておくと根詰まりといって
鉢の中が根でいっぱいになり、成長が悪くなったり病気にかかりやすくなってしまいます。
そこで、植物がある程度の大きさになった時に鉢を一回り大きいものに入れ替えます。
この事を、「植替え」と言います。植え替えをする時はいきなり大きい鉢に替えるのではなく
1又は2号位の大きさで替えて行くと良いでしょう。いきなり大きい鉢に替えると、根の伸び方
が悪くなり、成長具合が悪くなる事があります。
○植替えの時期
植替えをする時期は、鉢の底を見てみて底の穴から根が出てきたくらいの時期です。
このような状態の時は、鉢の廻りに根がとぐろ状になっていて、根の張る場所が無くなっている
ような状態になってる事が多いのです。
植替えをする時は、植物(特に根)を傷めないように気を付けておこないます。
鉢底を軽くたたいていくと簡単に出てくると思います。
根が出てきたら、土を崩さずに新しい鉢の真ん中へ持ってくるようにします。
ただし、根の廻りが激しい時は根の底をちょっとだけ崩しておくと良いです。
植え替えて隙間に土を入れて後、水をたっぷりと与えます。
植え替えた後の数日間は直射日光の当たらない場所で保管して、その後は
いつも通りのところに置き換えます。
○株分け
宿根草など、一度植えたらどんどん大きくなる植物は、植えっぱなしにしておくと
栄養の流れが悪くなり、成長が衰えてくる事があります。こういう時や宿根草(多年草)
を増やす手間の手段として「株分け」というものがあります。株分け以外でも
挿し木や接木、挿し芽・葉挿し等、多年草には色々な増殖の方法があります。
もちろん多年草でも、種から新しいものをつくることが可能なのですが、種からになると
どうしても親株と同じのもが出来にくいので、宿根草には株分けという方法を行うことが
多くなります。
○株分けの時期
株分けは、成長期に当たる春と秋に行うのが一般的です。
株分けを行うときは、株の真ん中で分けるようにします。
株分けをした後は、植替えと同じように、たっぷりと水を与え、根が落ち着くまでは
直射日光の当たらないところにおいて置きます。
○挿し芽・葉挿し等
挿し芽や葉挿し行うときは、乾燥に気を付けます。
挿し芽などを行うときは、芽などを摘み取った状態で、根がありませんので
まず、発根させる事が必要になります。そのためには、水分が必要不可欠になります。
挿し芽が発根したのを確認するには、挿し芽の成長を目安にします。
挿し芽後、2〜3週間くらいすると、芽が動き出す(成長)ようになってきます。
発根したら、植替えと同じように新しい鉢、或いはそのまま育てていきます。
○植替えの注意点
植替えを行うに当たって、移植を嫌う花と言うのがありまして、この花に
関しましては植替えはしない様にするというのが非常に大切になります。
移植を嫌う植物は、直根性の植物という根がまっすぐに伸びる性質の花が
あたります。スイートピー等がこれにあたり、移植をしようとすると、どうしても
根を傷めてしまい、成長が悪くなってしまうのです。こういうことを避けるために、
直根性の植物に関しては、始めから大きい鉢に植えていく事がポイントになっていきます。
もちろん、こういう植物でもうまく植替えが出来れば問題は特に起こりませんが、
植替えをしないで良い状態にする事が、一番の解決法になるでしょう。
ちなみに、直根性の植物に対して、一般的に根が広がっていく植物のことを
ひげ根系の植物と言います。