E:開花と結実
植物が、ある条件を満たすと、つぼみが付きやがて開花します。
花が咲いて、喜んでそのままにしておくとやがて実(種)を付け始め、やがて
枯死していきます。
ここで、注意しておきたいのが、結実を始めると栄養が種のほうに廻り、
花付きが極端に悪くなってしまうということです。
花がたくさん付く植物では、花がしぼんできた時に行う、花がら摘みが不可欠と
なってきます。花がら摘みは、花茎(花が付いている花芽の根元)から摘みとって
いきます。これを行う事により、他の花芽に栄養が廻り次々と花が咲くようになります。
○結実
一般的に、売り出されている花の種は、F1種子と言うその代に限り同じ花を咲かせる
という特徴を持ったものが殆どだそうです。つまり、花を咲かせ、種を付けさせたとしても、
次の時期に同じ物が出来ると言う保証は無いのです。これでは、せっかく出来た種を植えて
も、思ったような花が付かずがっかりしてしまう事も起こってしまいます。
ですので、一般的に売られている種については、毎年購入して植えていくほうが、確実な方法
だといえます。それでも、種を取得したい場合は、開花後人工受粉をさせます。
何もしなくても、種が出来る植物もありますが、やはり受粉をさせることにより、より良い種を
つくることが可能です。人工受粉は綿棒などを使うと簡単に出来るでしょう。
前にも挙げていますが、種を作ると花付きが悪くなってしまうので、その点は気をつけて
おいてください。