抵当権・・・よく聞きなれた言葉です。 抵当とは、いわゆる債権(借金)の返済を確定的にするため担保です。 例えば・・・新しい家を買うときに、高額の生命保険に入ったり・・・ 銀行などから借り入れをする時に自宅を担保に入れたり・・・ これを抵当と言います。この権利を抵当権というわけです。 抵当権を持つ貸主は、他の貸主よりも優先して返済を受ける事が出来ます。 例えば・・・
つまり、ペリカン君は返済を満足し、他の二人は、返済を受ける事が出来なくなってしまう ということになります。 これは額相応の問題ではなく、抵当権を有してあるかどうかの問題ですので、例えば、
この場合、同額の300万円の財産しかない場合は、 まず、ペリカン君に100万円が支払われ、残りの200万円を花梨ちゃんと、さぼさぼ君で 金額割合にて支払われます(花梨ちゃん120万円/さぼさぼ君80万円) @・付従性・・・・・・抵当権は、債権を担保するものですから、返済や時効で消滅すれば、 当然、抵当権自身も消滅します。 A・随伴性(ずいはんせい)・・・・・・債権が譲渡されると、抵当権も譲渡します。 つまり、抵当権のついた家を購入した場合は、抵当権も同時に取得して しまうという事ですね。中古住宅を買う場合、気をつけなければいけな いことです。 B・不可分性(ふかぶんせい)・・・・抵当権は、その弁済の全てが行われるまで、その 担保物件全てに権利を行使する事が出来ます。 たとえ、9割の弁済を終わってたとしても、抵当権は1割にはならない わけです。 C・地上代位性・・・・・・これは、その担保物権が、賃貸・売却・焼失した時に発生した金額 についても、抵当権の効力が及ぶという事です。 例えば・・・焼失した場合の保険金についても発生します。 ただし、抵当権者がこの財産を優先的に受ける為には、これらの金額が、 抵当権を受けているものに支払われる前に、差押さえをしなければ なりません。 ちょっと難しいですが、結構大切な事だと思いますので・・・頑張って理解してくださいな♪ |