貸主 （債権者）	債務→ ２００万	借主 （債務者）
		連帯保証人

なぜ、上のように言われているのでしょう？
それには、連帯保証人に対する特色があるからです。

�@：連帯保証人には催告の抗弁権と検索の抗弁権がない。 �A：連帯保証人には分別の利益がない。 �B：連帯保証人に対する請求の効力は主たる債務者（借主)に及ぶ。

１つずつ解説をしていきましょう。
�@の催告の抗弁権というのは、上の例でいきますと、さぼさぼ君にこあらんから、「返済してください｣
といわれた時、「まず、ペリカン君に請求してください」という抗弁が出来ないという事です。
つまり、借主はペリカン君に要求せず、いきなりさぼさぼ君に要求する事が出来るわけです。
また、検索の抗弁権とは、もし、ペリカン君がいなくなってしまった場合、さぼさぼ君は
「まず、ペリカン君を見つけてから・・・｣という事がいえないわけです。

�Aの分別の利益というのは、前項に上げた保証人では、債権は按分するという決まりになって
いましたが、連帯保証人は債権全額について要求されます。
上の例ですと、保証人であれば１００万の要求ですみますが、連帯保証人だと２００万全額について
の要求を受けるわけです。

�Bは、連帯保証人へ請求を行った場合、時効が中断しますが、その効果は借主（ペリカン君)
にも及ぶというわけです。

以上が、連帯保証人の特色です。
つまり、連帯保証人になる＝借金をそのまま肩代わりする。
というわけです。

やはり、いくら親しい友人であったとしても、お金のことはきっちりした方が良いでしょう。
お金のことで、信頼関係が崩れてしまうのは悲しい事ですから・・・