あなたのお家は大丈夫?(防犯編)


最近、大きな話題になっている防犯対応の窓ガラス。

しかし、このガラス、最近話題になっておりちょっと前の住宅の窓では対応していないお家も
多いのではないでしょうか?


窓ガラスの種類は、大きく分けて以下の6種類になります。

種類
構造
特性
備考
普通のガラス
(フロートガラス)
厚さ3ミリのガラス板特になし 通常使われる窓ガラスです。
硬いもので叩けば、一撃で割れてしまいます。
型板ガラス厚さは上と同じ遮視性 模様がついている、周りからの視線を遮るためのガラスです。
防犯性能から言えば、上の普通ガラスと全く同じです。
網入ガラス ガラスの中にワイヤー
が入っている
耐火性 延焼防止のために設置する、(準)耐火建築物用のガラスです。
ワイヤーが入っているので強そうに見えますが、割ってみると
案外簡単に割れます。上のガラスとほぼ同性能です。
複層ガラス ガラスとガラスの間
に中空層
断熱性 ガラスとガラスの間に隙間を作ることで断熱性を高めたガラスです。
しかし、ガラス自体は弱いので、簡単に破られてしまいます。
強化ガラス厚さ6.8ミリのガラス板耐衝撃性 ガラスに耐力を持たせ、多少の衝撃に強くなったガラス。
しかし、硬いもので叩けば簡単にわれ、しかもガラスの破片は小さく
たくさんに分散しますので返って防犯性能は少なくなってしまいます。
合わせ(複層)ガラス ガラスとガラスの間に
樹脂製のフィルム
防犯性 防犯性を考慮して作製されたガラス。
硬いもので叩いても、ガラスにひびが入りますが、フィルムがある為
穴が非常に空きにくい構造になっています。
ただし、一枚あたりの金額はかなり高価にはなってしまいます。

ガラス破りで一番重要なのは、ガラスが割れて、そこからクレセント(鍵)に手が届くかどうかと言うことです。
たとえ、割れたとしても穴が小さければ手が入りませんから進入されるまでの時間を稼ぐことが出来ます。

しかし、現在設置してある窓ガラスをすぐに合わせガラスに変更できるかというと、
そういうわけでもありません。
普通ガラスは1枚のガラス、合わせガラスは2枚のガラスで出来ていますので、サッシのガラスの溝の寸法自体が
変わりますので、ちょっとした取替え工事が発生します。
さらに、サッシの枠に合わせガラスに変えたことで過分に発生する重さがかかり、それに耐えられるかどうか
その当たりもちょっとした問題になってしまいます。

それに、いきなり取り替えるって言うのも・・・と抵抗心のある方。
そんな方は、防犯フィルム、というのを使ってみてはいかがでしょうか?
これはガラスに張るだけで、フィルムがガラスの割れを防いでくれます。
これを張るだけでも防犯効果としてはかなり期待が出来ます。

これから、大掃除など大きな作業が増えてきますから、
この機会に一度お考えになっては如何でしょうか?

今、数万円の出費を我慢したが上にやられてしまった・・・
そのあとに後悔しても、遅いですから・・・・