コンクリート工事の問題
コンクリート工事の前後には、以下のような問題が発生することがあります。
これらは、きちんとした現場管理を行うことができれば未然に防ぐことのできるものです。
コールドジョイント |
ベースと立ち上がりの部分など、コンクリートの打つ間隔が空きすぎると前に打った
コンクリートの表面が固まりだして、後から打ったコンクリートとくっつかずに隙間が
出来てしまう状態。以前、トンネル工事などでのずさんな工事の指摘の際に指摘された
ことでもあります。 |
ジャンカ(巣) |
コンクリートを打つ際に、鉄筋と型枠の間に砕石が詰まりコンクリートの流れが悪くなった
事により発生する穴です。型枠を外してから初めて発見することが多いです。
わずかなものであれば軽い補修で十分質の確保ができます。
コンクリート打設中に、方枠を叩いて音の違いでコンクリートのつまりを確認することも
できます。 |
基礎の上部分の
長いひび割れ |
これは、鉄筋の配筋の形と同じようにひび割れの線が発生している場合、コンクリートを
打設した後に水が表面に浮き上がり、その後コンクリートが沈んでしまうことで発生します。
↑水とその他の重量(比重)に差があることから発生します。
防ぐにはコンクリートを打った後に、水が出てくる状態を確認してコテでもう一度均すと
防ぐことができます。 |
ブリーディング | 上に書いてある、コンクリートを打った後に浮き上がってくる水が発生した状態の事です。 |
レイタンス |
ブリーディングが発生した後放って置いた場合、水が引いて表面に不純物が残ることが
あります。その状態をレイタンスといいます。 |