<計画編> |
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質問 | 答え |
建ぺい率と容積率って何ですか? |
建ぺい率は建物の建築面積の制限、 容積率は建物の延べ床面積の制限です。 |
必要採光面積って何ですか? |
居室(常時使用する部屋)には部屋の明るさを保つために 窓の大きさの最低限度が決まっています。 |
民法で、隣の境界線から最低距離を おかないといけないと言う事みたいですが・・・ |
民法では、隣の境界線より50cm以上建物の位置を空けないと いけないと言う定めがあります。(※一部緩和規定あり) |
一級建築士と二級建築士の違いって何ですか? |
二級建築士は一般の住宅・小さな店舗位までの設計や現場監理ができ 一級建築士はそれ以上の規模の建物の設計や現場監督などができます。 (※建築基準法に細かい規定あり) |
建築士になるにはどんな条件が必要なのですか? |
建築に関する学校を卒業しており、定められた建築に関する経験年数が 必要です。学校を卒業していなくても実務経験で受けられる場合もあります。 ・2級建築士→大学卒/専門学校卒/高等学校+3年経験/7年経験 ・1級建築士→大学卒+2年経験/専門学校卒+2年経験/2級建築士+4年経験 |
家を建てるには建築基準法だけを守れば 良いのですか? |
一軒の建物を建てる場合には、建築基準法以外に都市計画法や消防法 宅建業法など、さまざまな関与規定があります。 |
確認済証はいつ見られるものでしょうか? |
設計図面が完成し、行政に確認申請届を出してから許可が下りれば発行されます。 確認済証がおりてからでなければ工事にかかる事はできません。 |
<施工編1〜基礎工事〜> |
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フーチングって何ですか? |
基礎の一番下の部分に作る逆T字型の底の部分を指します。 底の幅を確保することで、上からの荷重などを分散する効果があり安定します。 |
地耐力の調査の結果はどうですか? |
一般的に地耐力は試験により行われ、N値と言う数値で表すのが一般的です。 N値が10以上あれば比較的安心できる地盤と言えます。 |
基礎に鉄筋が入っているのはなぜですか? |
コンクリートそのものは確かに強いのですが、引っ張りやせん断に対する力は 思った以上に弱く、それを補強するために鉄筋を利用します。 |
基礎にわざわざ重い鉄筋を入れるのはなぜ ですか? |
コンクリートに相性が良いので良い鉄筋を使います。 鉄とコンクリートの線膨張係数(熱に対して伸びる長さ)がほぼ同じなので、 熱による伸縮の差から生じるひび割れなどが少ないからです。 |
コールドジョイントって何ですか? |
コンクリートを打ったあと、長い時間を空けて残りの部分をつなげて打つと 前のコンクリートの表面が乾き、後のコンクリートとの繋がりが悪くなることです。 |
コンクリートの強度はどのくらいですか? |
一般的には18N/muの位のコンクリートを使用します。 気温や環境で多少の補正を加えることもあります。 |
スランプって何ですか? |
コンクリートのやわらかさを示す度合いです。 数字が少ないほうが、硬く強いコンクリートになりやすいです。 |
コンクリートは打ち込んだらすぐに硬くなるの ですか? |
コンクリートが完全に硬化するにはかなりの日数が必要ですが、 ある程度の強度が出れば型枠をはずすことができるように定められております。 |
アンカーボルトって何ですか? |
基礎と建物の土台を繋げるための金物です。 アンカーボルトが無ければ、建物は基礎の上に乗っかっているだけの状態となり 強風や地震であっという間に動いてしまいます。 |
かぶり厚さって何ですか? |
鉄筋の表面から基礎コンクリートの表面までの厚さです。 かぶり厚さが少ないとひび割れの原因などとなります。 建築基準法でかぶり厚さについての規定は定められております。 |
<施工編2〜建て方工事>※構造によって該当しない説明もあります。 |
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筋交いは何のために必要なのですか? |
地震や風の力による水平の力を受けるための突っ張り(または圧縮)の力を 吸収するためです。 |
建物は基礎だけで支えるのですか? |
基礎が直接接しない部分は、床を支えるために、束(束石)を立てます。 束石の上に束を立て、床を支える根太や大引に金物を用いて結合します。(図はこちら) |
梁や柱だけで建物を支えるだけで、建物は 大丈夫なのでしょうか・・・? |
(木造)水平の力に対抗するために設ける「筋交い」、梁や土台を面で支える「火打部材」 と呼ばれる補強部材があり、型崩れが起こらないようになっております。 (鉄骨)ブレスと呼ばれる部材(木造の筋交いと同物)で同じく水平からの力に耐えるよう なつくりとなっております。 (コンクリート)コンクリートは材料自体が強く、建て方工事(躯体工事)でも壁・床・天井 に密実にコンクリートを打ち込むため、力を受けるようになっております。 (2×4)2×4の建物は、壁・天井などの部材を面で支える構造となっておりますので 特別な筋交いのような部材はありません。(パネル部材の接着を緊結することは当然) |